2008年12月24日水曜日

律令時代の度量衡

【大と小】

大斤=小三斤


大升=小三升


大尺=小一尺二寸


【換算(原則=大)】


一升=水13両(古代中国の記録「一升冬重十三両」の記述による)


一斛=小2800立方寸(中国後漢時代の記録「一斛一千六百二十立方寸」の記述による)


【メートル法】凡例:g=グラム、cm3=立方センチメートル。密度:

  • 鉄≒7.86 [g/cm3]

  • 銅≒8.96 [g/cm3]
  • 銀≒10.49 [g/cm3]

  • 金≒19.32 [g/cm3]

  • 注:古代中国で一斤は伝統的に、32鉄=28銅=24銀=13金≒251gが用いられた。


    中東メソポタミアでは六十進法が開発された。それで取引の必要上、一斤を六十等分した一銭が使われた。


  • 一銭=1/60斤≒4.18 g

  • 注:隋の時代に至り、小斤を三倍した大斤が用いられるようになった。それで後漢以降「黄金方寸重一斤」という記述のように金の密度によって定められていた一斤が大斤として三倍されるに伴い、一升の容積も3√3倍された。大尺も新たに登場した。


  • 水一斤=大九立方寸、大一立方寸=251/9≒27.89 cm3

  • 大一立方寸=3√3×19.32≒27.86 cm3


    大一両=小三両=十銭≒41.8 g


    注:唐の時代に至り、元々大斤は180銭であるところ、これを160銭とする新しい一斤が用いられるようになった(唐目)。これは中東やギリシアで用いられたminaという重さの単位にそろえた可能性がある。


  • 唐一銭=160/180銭≒3.72 g

  • 唐一斤=16両=160唐銭≒595 g

  • 【律令(延喜式)】

  • 一斤=唐一斤≒595 g

  • 一升=小三升=水13両×3≒612 cm3

  • Okamoto Eizo 岡本英三(冈本英三)