競争社会は流動性の高い社会だから、安定志向の正反対に位置付けられる。もし「大企業や大銀行はつぶさない」という不文律があるとすれば、そこでは固定を得る代わりに流動性を棄てていることになる。
その時もし政府が法人からの税収に依存する割合が高ければ「大銀行や大企業は政府としてもつぶせない」という不文律を忠実に実行しなければならなくなる。そういうことの繰り返しの先には、己得権益ばかりが横行する身分制が待ち受けているといえるだろう。
Okamoto Eizo岡本英三